栗田理沙

ハンドボール部 春季リーグ初戦 対帝京平成大学戦

ついに春季リーグの初戦が始まり、今後に向けて勢い付けるためにもこの初戦はとても重要な立ち位置にありました。ハンドボール部の選手の方々は勿論のこと、私達應援部員も勝たせなければならないと気持ちに熱がこもっていました。

 

前半が始まり、一橋大学側としてはまず先制点を入れ試合の流れを作りたいところでした。3年生、2年生中心のメンバーで、センターは3年生の田口です。しかし、試合開始から1分ほどで逆に相手校に先制点を決められてしまいます。そこでやられるだけでは終わらせず一橋大学はすかさず得点を決め、その後も続けて得点を入れます。この時点で2対1、一橋大学に流れがきているかと思われました。しかし、その後は相手校に追いつかれ、そのまま連続で4点を決められてしまいます。

この時点で2対5、タイムアウトが取られ体制の立て直しを図ります。気持ちを切り替えて試合に臨む一橋大学ですが、得点を入れても相手校に入れられるという流れが続き、相手校を追う形となってしまいます。ゴールキーパーの3年生冨高は何度も相手校のシュートを止めますが、それでも少しずつ点差は開いていきます。ここで一橋大学に焦りの雰囲気が生じてしまい、應援部内でも焦った空気が蔓延してしまいます。途中で3年生の横田が試合に加わりますが、この雰囲気を断ち切れぬまま前半が終了します。この時点で11対19と、相手校に大きく遅れをとってしまいます。

 

何が何でも逆転せねばならない後半、一橋大学は先に得点を決め、一橋大学の反撃が始まります。その後は一橋大学、相手校共に譲らない展開が続き、点差が変わらぬ状況が続きます。2年生の清水や前田が得点を重ねますが、相手校の素早い反撃、シュートになかなか対処しきれません。更に、相手校が連続で得点を決め、一時18対27と大きく差を開かれてしまいます。しかし、ここで3年生の石原や2年生の清水の奮闘により3点追加、少しずつ差を縮めていきます。ここで21対27、タイムアウトが取られます。

その後、相手校が2点連続で決めるも一橋大学はしっかり取り返し、流れを一橋大学側に引き寄せます。猛スピードの攻撃を何回も仕掛け実に4点を連続で得点、ゴールキーパーの冨高も驚異のセーブ率で相手校のシュートを防ぎます。この時点で27対30、あと3点で追いつくところまで持っていきます。残り時間数分という状態で相手校に追いつく雰囲気となっていた矢先、なんと相手校側がタイムアウトを取ります。

この流れを崩さぬよう、緊張の中残りの試合が再開されます。ですが、引き寄せきれぬまま更に相手校に2点を追加されてしまい、27対32で試合が終了しました。

 

 

この試合では同期でもある3年生が中心となって活躍していたにも関わらず、一橋大学の流れがきている際に後押しをすることができず、自分自身の無力を痛感致しました。この一度しかない大事な試合を勝たせることができなかった自分を情けなく思います。この初戦の結果を変えることはもう敵いませんが、今度の応援の際には、必ず勝利の後押しを少しでもできるよう精進して参ります。

 

一橋大学体育会應援部三年栗田理沙