植田悠真

端艇部 第99回全日本選手権大会兼第48回全日本大学選手権大会

10月28日から31日にかけての4日間、端艇部の第99回全日本選手権大会兼第48回全日本大学選手権大会が戸田漕艇場にて行われました。應援部としては、10月31日に戸田漕艇場一橋大学艇庫前にて、同大会を終えた一橋大学端艇部の方々に向け、エールを送ってまいりました。

当大会は新型コロナウイルス感染症の予防のため、現地は無観客にて開催され、私たちは実地での応援は叶いませんでした。しかし、オンラインでの配信がされておりまして、例年とは違った形ではありながらも、部員一同熱を持って応援させていただきました。

 

出場した全ての艇が死力を尽くし、それぞれが素晴らしい結果を残されました。特に、最終日の決勝ならびに順位決定戦には、一橋大学から5つの艇が出場し、白熱したレースを行いました。

年生の松井と崎山の乗る女子舵手なしペア凪号は全日本選手権大会10位ならびに全日本大学選手権大会で10位、

年生の青木、3年生の和崎と姥山、2年生岩佐の乗る男子クォドルプル隼号は、全日本選手権大会において10位ならびに全日本大学選手権大会において9位、

年生の阿部と服部と小池、3年生の若森の乗る男子舵手なしフォア翔号、全日本選手権大会11位ならびに全日本大学選手権大会で8位入賞、

年生の真次と池田と柳村と木伏と金森、3年生の黒崎と寺原と西村、2年生の石山の乗る朱雀号は、全日本選手権大会10位ならびに全日本大学選手権大会で7位、

年生の岩田と長谷部、3年生の植野と飯島と甲斐の乗る女子舵手つきフォア雲耀号は、全日本選手権大会3位で全日本大学選手権大会で3位という成績となりました。

 

この第99回全日本選手権大会兼第48回全日本大学選手権大会が閉会した後に、私たち應援部は一橋大学の艇庫の前で、端艇部の皆様にエールを送りました。

始めにマーキュリー旗を掲揚し、戸田漕艇場に一橋大学の威風堂々たるその風格を顕示しました。

次に、一橋大学体育会應援部チアリーダー長を務める浅野の先導のもと、当部4年生より当大会をもって引退する青木、東、阿部、安齋、池田、石井、岩田、内田、小澤、小田、尾邊、金森、河原、木伏、小池、崎山、竹林、長谷川、長谷部、服部、半澤、松井、真次、峯岸、柳村の25名の4年生に向けて、労いと感謝を込め、エールを送りました。

そして最後に、応援歌「東都の流れ」を披露しました。端艇部より應援部として派生した私たちが守り続けるこの応援歌を端艇部の皆様と共に歌うことができたことは、この上のない喜びであり、生涯忘れらないものとなるに違いないと思います。應援部人生において、何百回、何千回と歌ってきたこの応援歌ですが、やはり端艇部の方々に向けて歌うことはとても気持ちが入るものでありますし、その感慨深さはこの上のないものがあります。そして、かつて私がレースを直接応援していたときは、「一橋一橋 いざふるえ」と言いながらも、言っている私たち自身が端艇部の皆様に奮い立たされていたことを、こうして大会を戦った部員の方々、そして引退していく同期たちを前に「東都の流れ」を歌うことで改めて感じさせられました。

 

直接応援できなかったことは、確かに應援部にとって、声や姿で想いを届けられないという意味でとても辛いことであると思います。ただ、こうして應援部の応援、そして存在自体を求めてくれる端艇部の方々がいるからこそ、私たちは應援部を名乗り続けることができます。この機会を通じ、改めて端艇部の皆様と共に戦い続けて来られたことを誇りに思いますし、本当に幸せに思います。

そして、この2年間は戸田漕艇場にてレースを応援することは叶いませんでした。そのため端艇部さらには應援部の2年生以下の部員たちは應援部がゴール地点において艇の横で応援しているという姿を直接は知りません。ただこのような機会を通じ、そういった応援風景を思い描き、両部ともに切磋琢磨し、この両部の関係というものを今後も続けていってほしいと心から願います。

 

本当にありがとうございました。

 

一橋大学体育会應援部 第六十六代主将 植田悠真