松井優

陸上競技部 第99回箱根駅伝予選会

10月15日に第99回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会が行われました。
会場は、陸上自衛隊立川駐屯地から市街地を通り、国営昭和記念公園まで行く21.0975kmのハーフマラソン会場でした。
新型コロナウイルスの影響を受け、昨年、一昨年は立川駐屯地を周回するコースであったため、こちらのコースを使用するのは2019年以来3年ぶりでした。当日は、人数・応援場所の制限が設けられたうえで、應援部・応援団のみ声出しを伴わない形式での応援が認められました。会場規定に則り、立川駐屯地を周回する最初の3周のみ選手の応援をさせていただきました。

今年の予選会には計43校が出場し、一橋大学の出場は今年で11年連続となります。予選会出場のためには資格記録をクリアした選手が最低10名必要であり、今年一橋大学はエントリーに必要な10名ちょうどの人数で出場することとなりました。11年連続出場ではありますが、應援部が部として応援に伺うようになったのは2019年の現在の4年生が1年生の時が最初であるため、こうして今年も応援出来たことを大変嬉しく思っております。
当日は、立川駐屯地の陸上トラック内のグラウンドが複数の区画に仕切られており、各校の應援部・応援団はそれぞれ割り当てられた区画にて応援を行いました。例年のように、幟を立て、声を出すことは叶わなかったものの、校旗を掲揚しつつ、発声を伴わないメドレー形式でスタート前応援、スタート応援を行いました。今回も沿道での応援は不可とされていたため、今回の箱根駅伝予選会の応援を行えるのは運営委員会より許可を頂戴した私達応援部員と陸上競技部の選手のみとなります。直接の応援が叶わなかった選手のご家族やOBOGの方々の想いも載せて、部員一同全力で応援いたしました。

チームトップでゴールした3年西尾元選手はこれまでの記録を2分以上縮める学内新記録である65分11秒でゴールした他、一橋大学内2位でゴールした2年久保周斗選手も自己最高記録で歴代5位の成績を収めました。普段800メートル走を走っている中距離走の選手もおり、長距離走者としてのトレーニングは約1か月程度という短い間しか積んでいないにもかかわらず、好成績を収めておりました。4年戸髙裕太選手が途中で脚を攣ってしまったため棄権となり、結果としてチームとしての記録は無くなってしまいましたが、歴代記録を塗り替える選手も多く、一橋の力強さを見せつけた試合となりました。

3年ぶりの箱根駅伝予選会応援でしたが、このような大切な試合の応援を行えることを大変嬉しく思います。500名前後の選手が私達の前を一斉に通られるのですが、その中に一橋の選手を見つけた時、そしてその一橋の選手の皆さんが私達の応援に少し反応してくださったと感じた時、思わず飛び上がりたくなる程興奮いたしました。陸上競技部の皆さんとはいつも同じグラウンドで練習し、トレーニングに励む姿を一番近くで拝見しているため、強い仲間意識を抱いております。そんな陸上競技部の皆さんの雄姿を一番近くで応援できたことを心より光栄に思うと同時に、皆様が満足のいく結果を残せるよう、次の陸上応援にむけて一層練習に励んでまいります。

一橋大学体育会應援部 第六十七代吹奏責任者 松井優