西間理菜

アイスホッケー部 秋季リーグ第5戦 対横浜国立大学戦

11月26日、ダイドードリンコアイスアリーナにて、関東大学アイスホッケーリーグディビジョンⅢ、対横浜国立大学戦が行われました。今試合はリーグ最終戦。かつ、ディビジョンⅣとの入れ替え戦回避のため、絶対に勝たねばならない非常に重要な一戦でした。多くの観客に見守られた選手たちは緊張感に包まれ、いつも以上に引き締まった雰囲気を纏っていました。

 

迎えた第1ピリオド。開始早々一橋が先制します。#68小峰のアシストを受け、#9アンセルモがシュート。応援席からも拍手や感嘆の声が上がります。その後一橋のペナルティもあり2点の失点を許してしまいますが、6分49秒で#30河野が1点を追加。その後はゴーリー小橋も健闘しますが1点追加され、2-3でビハインドの状態のまま終了です。

 

続く第2ピリオド。前半で2点をとられ、一時2-5と差をつけられてしまうものの、#30河野、#8加藤、#12古元により4点を追加し、一気に6-5と追い返します。相手チームのディフェンスを華麗に抜く巧みなパスと、ここぞという時に決めきる鋭いシュートが印象的でした。この勢いのまま最後の15分間を駆け抜けていってほしいと思うと共に、楽器やメガホンの音で会場を一橋の空気に染め、観客の皆さんと一体となってもっと後押しせねばとも感じました。

そして第3ピリオドは、序盤から両者譲らぬ激しい攻防が繰り広げられました。そのような中、8分27秒に1点を追加され、一時6-6と追いつかれてしまいます。なんとか1点を決めてほしいと、メガホンを叩く手にも一層力が入りました。
そして、ここからが一橋の意地の見せ所です。相手チームのディフェンスの隙間を狙うかのような巧みなシュートで#30河野が1点を追加すると、一時キルプレーとなる時間もあるものの、流れは完全に一橋に来ていました。その後は、#10岡田のアシストもあり、またも#30河野が2点を追加。間もなく試合終了のホイッスルが鳴り、9-6で見事一橋が勝利しました。これをもって、4年生は晴れて引退となりました。

今回の試合では、下級生の活躍も多く見られた一方で、#30河野のずば抜けたテクニックと主将としての意地が強く表れていた印象でした。そして、第2ピリオドからチーム全体で巻き返していく姿は、本当にかっこよかったです。

また、同期である4年生の最後の勇姿を見届けられたことを嬉しく思うと共に、コロナ禍で形式を一新した応援を、どう改善すればもっと選手の力になれるのか、非常に考えさせられた試合でもありました。

今体制でのアイスホッケー部応援はこれにて終了となりましたが、3年生が率いる新チームの活躍も非常に楽しみです。今後ともアイスホッケー部が躍進していくことを心より願っております。

一橋大学体育会應援部 第六十七代チアリーダー長 西間理菜