胸の奥底にあるもの 二年 植田 悠真

暑い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。2年生リーダーの植田です。

私に回してくださった安永さんの部員日記にもございましたように、自分は『テニスの王子様』をほんの少しだけ読んだことがあります。それは冒頭のほんの数冊なのでちょうど読みたいと思っていたところ安永さんが持ってきてくださり、とても喜んでおりました。しかし、楽器練習の休憩がてら部室で読もうと思っても常に欠番があって読めませんでした😭。そう、部員の誰かがいつも持って帰って読んでいるのです。個人的には残念ですが、部員に布教をするという目的は果たされたかと思います!

かくいう私も相当な漫画好きで、金欠でもブックオフや本屋に足繁く通ってしまう病気を患っております。特にこの春シーズン中には、流行から若干の乖離があるようかと思われますが、『進撃の巨人』にどハマりしてしまい、後輩の雇いを華麗に回避してはこっそりと漫画を購入しておりました。私が”いまさら”『進撃の巨人』にハマった理由は、世界観やキャラクターの豊かさや想像できないような展開というのもありますが、一番は人間の汚さや卑劣さ、本当に追い込まれた時のリアルな描写が描かれているからです。そういった点においてもっと適切な漫画があるとおっしゃる方もいらっしゃると思いますが漫画初級者の私にとっては漫画自体のキャッチーな感じとそういった闇の要素の共存が魅力的なのでした。そういった点において、私は『鋼の錬金術師』や漫画版の『新世紀エヴァンゲリオン』が好きで今でも何度も読み直すほどです。漫画というもの自体は小学校の頃から好きで、当初は自分の理想や希望を漫画に投影していました。その後、ギャグ漫画に”笑い”というものを教えてもらい、スポーツモノに”感動”を与えられ、少し恋愛ものにも浮気しつつ、お色気モノで”元気(笑)”を与えられていました。そんな私も今や人間らしいある種の闇を感じられるような作品が好きという、汚れた男になってしまいました。これはこれで自分自身の成長過程が見られる面白いツールかと思います😆。

さて、私がこんなに長々と好きな漫画の話をしたのは、ただ単に漫画好きであることが言いたかったというわけではございません。ちょうど昨日、8月18日まで群馬県の尾瀬で夏合宿を行なっておりました。本年度も沢山のOB、OG、渉内、渉外の方々からのご支援がございまして実りある合宿をさせていただきました。本当にありがとうございました🙇‍♂️。私達2年生リーダーは3.4年生のリーダーがいない中でリーダーの最高学年として練習を率いて行かなくてはならない立場でした。そんな中で私は合宿というものを「限界まで己を追い込み、己自身の限界と可能性を図る非日常」として考えて練習に臨んでおりました。結果として、その通りには練習を仕切ることも自分自身行うこともできたとは言い難いものではあったと思いますが、様々なものが得られた実りある夏合宿であったと思います。話が逸れてしまいましたが、先ほどの漫画の話と何が関係あるのかというと、辛い練習に直面した時こそ本当の自分が出るんだなと痛切に実感したということです。それは自分だけではなく、同期・後輩においてもそう感じました。リーダーは毎年恒例の団舞「コバルトの空」の練習は今年も健在で、1年生リーダーの前に容赦なく立ちはだかっておりました。そして、その練習でエンドレスを告げ、全く終わらない時、絶望する者、周りに叱咤する者、周りを鼓舞しようとする者と様々でした。こんな混沌とした状況でしたが、私は心なしか楽しさを覚えておりました👍。それは、普段の練習や応援では見られない彼ら・彼女らの”胸の奥底にあるもの”が見られたように思えたからです。僭越ながら私自身、ある集団の中において個人には様々な個性があり、それを最大限に引き出し、活かしていける環境が理想だと思っているので、特にリーダーのみんなを”知る”ことができたのは本当に嬉しかったです。私は昨年度1年生という立場もわきまえず同期に怒って雰囲気を悪くしていた🐎🦌野郎だったのですが、今年の1年生は比較的にみんな周りを盛り上げて雰囲気を良くしようとしており、頭が上がらない思いでした。そういう面において、後輩といえど我々は沢山見習うことがあるように思います。そういったことに関してもとても得られたものが多い夏合宿でした!

さて、毎度おきまりのまとまりのない長文でしたが、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。次は、考えていることや本音とかが1番謎な同期の浅野に回して胸の奥底に秘めているものを教えてもらおうと思います🤣。
では浅野、宜しくお願いします!