応援部学入門上級 第六十三代リーダー長 佐原 諄紀

皆さんこんにちは。4年の佐原です。

 

11月のこの時期に部員日記が回って来たという事は、恐らくこの部員日記が私の最後の部員日記になると思います。なので今回はちょっと固い話をしたいと思います。(基本的に面白く無いです。ご了承ください。)

 

この1週間で、また多くの体育会の仲間達のシーズンが終わった。硬式野球部、サーペンツ、アイスホッケー部・・・

 

彼らには必ず結果がつく。どんな努力をしても、どれだけ仲間達でミーティングを重ねても、全て「結果」で評価される。とても厳しい世界である。

 

一方、応援部はどうだろうか?応援部の「結果」とは何か?

 

応援部は直接試合をする訳ではない。では応援部には「結果」は無いのか?答えは否である。応援によって引き寄せられるものは必ずあるはずで、それを引き寄せられたかは「結果」であると思う。

 

では、応援部の「結果」は他の体育会の「結果」と同じものだろうか?これも答えは否である。勿論、試合の応援に行き、勝利を共に掴み取る事は応援部の絶対的な目標であり、存在意義でもある。ただし、ただ応援に行けば良いという訳ではなく、実際に選手の皆の力にならなければ応援部の意味が無い。そういう意味で応援部の「結果」は他の体育会の「結果」とも異なっている。

 

では、応援部の「結果」って何だろうか?

 

私はこの答えの無い問題に直面した。中学高校とフェンシングをしており、そこそこの「結果」を得ていた私にとって、初めて直面した答えの無い問題であった。「結果」とは目標である。結果が出るからこそ、高みを目指し頑張れる。でも応援部では「結果」は曖昧で、一概に定義する事が出来ない。私は目指すべき目標を失いかけた。

 

ただ、4年間やってきて、自分なりに見つけたものがある。それは、応援部の「結果」とは、選手が最後に笑って終われるか、ということである。

 

応援とは選手の力を最大限に発揮させる為の物であり、試合の流れを変える為の物であり、フィールド上の選手以上の力で戦う為の物である。例えフィールド上にいなくとも、私達はスタンドで共に戦っている。だから安心して力を発揮してくれ。そうして選手達が自分の力を遺憾なく発揮し、悔いが無く終われる。それは応援の、応援部の「結果」だと思う。そしてそのような応援が出来れば、結果は自然と付いてくるとも思う。

 

だから今私がすべき事は、皆が安心して後ろを任せられるような応援を、応援部を作り上げる事だ。今週末にも女子ラクロス部、クリムゾン、フィールドホッケー部の試合がある。来週には一橋祭も控えている。皆が最後笑顔になるような、そんな「結果」を追い求めて、私も突っ走って行きたい。

 

最後にはなりますが、今年の一橋祭ステージは例年以上に凄いです!皆さんを必ず笑顔にしてみせます。なのでご友人やそうで無い人も誘って、皆で来て下さい!!

 

という訳で、次は村上に回します。