三河奎介

バスケットボール部 秋季リーグ1次リーグ第9戦 対明治学院大学戦

10月5日、駒沢オリンピック公園にて、一橋大学体育会バスケットボール部Red Penguins 対明治学院大学の試合が行われました。明治学院大学は現在関東学生バスケットボール3部リーグにおいて2位に位置している強敵であります。一橋大学からすると少々格上の相手ではありましたが、試合前のチームの雰囲気は和やかでした。しっかりと第1ピリオドから流れを掴むことが勝つために必要であったように思います。

 

第1ピリオドは、一橋大学のペースで試合が進みました。序盤でボールタッチが馴染まず、なかなかゴールを決め切れない明治学院大学に対し、2年センターの大井を中心にリバウンドをしっかり取り、速攻を中心に点を重ねた一橋大学が一時8点差をつけます。ですが、徐々にスリーポイントやポストからのシュートを決め出した明治学院大学が後半は点を重ねます。一橋大学はゾーンディフェンスを展開しており、外角からのシュートは捨ててリバウンドを狙う作戦をとっておりました。その結果、第1ピリオドは16-19と明治学院大学が3点をリードし終了します。

 

第2ピリオドは完全に相手のペースで試合が展開されました。浦林や小林が数多くスリーポイントを狙うも当マッチはなかなか不調で、リングに嫌われることが多かったように感じます。他方、明治学院大学は着実に外角からのシュートを決め出し、点差が広がります。相手のチームファウルがかさみ、フリースローでの得点を狙うも成功率は伸び悩んでおりました。伊藤のドライブなどから数回得点するものの広がった点差を縮めることはできず、42-25と17点差を追いかける展開になります。

 

第3ピリオドでは一橋大学のペースが上がりました。序盤に小林が立て続けにスリーポイントを決め、流れを掴みました。それにより浮いてきた相手ディフェンスの間に切れ込んだ仲間に合わせ得点するなど、テンポ良く得点を重ねました。他方、明治学院大学は前半での個人ファウルが重なってしまい、主力選手が、ベンチに下がりました。この機会にしっかりと得点を重ね、さらに点差を詰めたかったものの、第3ピリオド後半はミドルレンジからのシュートが多くリングに嫌われ、序盤の流れを掴み損ねたように感じました。ピリオドごとの得点は13-19と勝ったものの大きく開いた点差はそこまで縮むことなく、55-44とおよそ10点差を保ったまま第4ピリオドを迎えます。

 

第4ピリオドでは、一橋大学が意地を見せ奮闘します。相手の主力選手が戻ってきたものの堅牢なディフェンスで得点を許さず、オフェンスでは湯浅や小林などSG陣が躍動します。特に湯浅が試合終盤で決めた、3ポイントのカウントワンスローではベンチ含め応援席が非常に盛り上がりました。他にも大井が3連続でリバウンドをもぎ取る執念を見せるなど、最後まで全学年が様々な領域で最後の力を振り絞っておりました。ですがこのピリオドでは相手のオフェンスが激化するに従い一橋大学もファウルが多くなり、伊藤が5ファウルで退場するなどの悔しい場面もございました。相手は温存された主力の体力が最後まで落ちることなく、コンスタントに点を決めていたことが非常に印象的でした。第4ピリオドも、切り取ると13-16とリードしたものの、合計得点では68-60で敗戦いたしました。

 

敗戦喫してしまったとはいえ、リーグ2位の強豪を相手に不調であった一橋大学が8点差まで詰めたことは一橋大学の意地の表れであったように感じます。一橋大学は現在同リーグ10位に所属しております。残り2試合でしっかりと白星を掴み、順位を上げることができるよう、我々もできることを考えて奮闘してまいります。

 

一橋大学体育会應援部 第六十七代リーダー長 三河奎介