鵜田祥子

端艇部 第75回東京大学・一橋大学対校競漕大会(商東戦)

月30日、戸田ボートコースで第75回東京大学・一橋大学対校競漕大会が行われました。昨年は13連覇を目指しておりましたが、惜しくも負けてしまいました。その悔しさを胸に、優勝奪還を目指し応援に挑みました。

本年度一橋大学が出場したレースは、オープン女子シングルスカル(2年稗田)、オープン男子シングルスカル(3年保科、2年平松)、対校女子ダブルスカル(2年猪爪、2年白石)、対校男子シングルスカル(2年門間)、対校男子舵手付きフォア(cox4年夏山、3年伊藤、2年小嶋、4年浜本、2年多田)、対校男子エイト(cox4年椿、4年近藤、4年石山、3年横田、2年久保、2年有田、3年遠山、2年菅野)でした。

その中から一部のレースを抜粋して書かせていただきたいと思います。

 

つ目は、対校男子シングルスカルです。クルーは2年生の門間です。応援席に近づいてきたあたりでは、東京大学の選手が抜き出ていました。しかし応援席に近づくにつれその差はどんどんと縮まっていき、差が縮まるにつれ応援も盛り上がりが増していきました。その盛り上がりに応えるかのように、門間のスピードも上がっていき、最終的に東京大学の選手を追い抜き、1着でゴールしました。昨年、対校男子エイトのレースにおいて目の前で抜かれてしまい非常に悔しい思いをしていた分、目の前で門間が抜いていった姿にいつも以上に嬉しさを感じました。

 

つ目は対校男子エイトです。クルーはcox4年椿、4年近藤、4年石山、3年横田、2年久保、2年有田、3年遠山、2年菅野です。優勝が決まるレースであり、去年の雪辱をなんとしてでも果たすべく、応援席にも緊張が漂っていました。艇が見え始めた頃は、あまり大きな差はなく、やや一橋大学が出ている、という状況でした。しかしラストも何が起きるかわからないのが対校男子エイトのレースであり、最後まで応援席全体で、死に物狂いで東都の流れを届けました。最後のラストスパート、応援席の前で一橋大学は少しずつ東京大学との差を広げていき、そのまま最後は逃げ切り、1着でゴールすることができました。悲願の優勝に、応援席も歓喜に包まれました。

近年は新型コロナウイルス感染症の影響で、これまでのように観客、応援部一体となって応援することが叶いませんでしたが、今年は規制もなくなり、一体となって応援することができました。その応援の力が届き、優勝につながったのならば、我々としても非常に嬉しく感じます。

 

週間後にはボート全日本選手権大会も行われます。そこでも我々の応援の力で勝利へと導けるよう、精進してまいります。

 

一橋大学体育会應援部 第68代チアリーダー長 鵜田祥子