佐原諄紀

ハンドボール部 秋季リーグ第4戦 対東京農工大学戦

9月3日、ハンドボール部秋季リーグ第4戦、対東京農工大学戦が千葉大学にて行われました。同日の秋季リーグ第3戦の対帝京平成大戦に見事勝利している勢いをそのままに、必ずや白星を挙げたい試合です。

 

前半開始直後は一橋のペースでした。2年生鈴木、2年生横田などの鋭いシュートにより、瞬く間に得点を奪っていきます。その勢いのままに、1年生前田、1年生田中の両サイドからも得点が生まれ、点差をつけていきます。しかし、相手も一筋縄ではいきません。2年生冨高のスーパーセーブや2年生石原の堅実な守備により得点を最小限に抑えるものの、徐々に詰められていく差。そしてついに前半に逆転を許してしまいます。このまま差をつけられたくはない一橋、その時頼れる4年生吉岡さんの強烈なシュートが相手のゴールを揺らします。何とか相手に食らいついた一橋ですが、前半戦は7-8とリードを許してしまいます。

 

このままでは終われない後半戦、しかし最初に主導権をとったのは相手側でした。2年生田口、2年生横田を中心に、必死のディフェンスを見せますが、徐々に差を広げられてしまいます。そんな相手に流れが行きそうな雰囲気を変えたのが、1年生前田のシュートでした。左サイドから相手ディフェンス陣を切り裂いて突き刺さったシュートは、この嫌な雰囲気をも切り裂きます。1年生に負けられないとばかりに、その後2年生横田、4年生吉岡さんがシュートを決めると、キーパーの2年生冨高は相手のシュートを寄せ付けません。そしてついに1点差。しかし残り時間は20秒。この攻撃がラストチャンス、何としてでも得点をもぎ取りたい一橋。相手のディフェンスを崩すように続くパスの連続、その終着点は2年生石原でした。2年生石原の放ったシュートは見事相手ゴールを揺らし、ついに同点に追いつきます。そしてそのままホイッスルが鳴り、17-17で引き分けました。

 

何とか引き分けに終わったものの、あと一歩我々の応援が選手を盛り立てていれば決まったであろう得点もあり、応援により勝利を導けなかった点で悔しさが残る試合でした。

選手が盛り上がっている時にそれをさらに増幅させることよりも、相手の流れになってしまい選手が盛り下がっている時に如何に我々応援部が選手を盛り立て、流れを変えていくかが応援部の真価が問われるときだと思いますが、それが出来なかったという点で、まだまだ部員全員の力不足を感じました。厳しい試合が続きますが、我々応援部もハンドボール部の皆様と共に戦い、必ずや昇格の夢を掴みとっていきます。

 

一橋大学体育会應援部準幹部 佐原諄紀