男子ラクロス部 秋季リーグ最終戦 対中央大学戦

10月1日、駒沢オリンピック公園総合運動場補助競技場にて、男子ラクロス部の秋季リーグ戦最終戦対中央大学戦が行われました。
これまでの結果から自力でのファイナル4進出はなりませんでしたが、この後行われる試合の結果によっては、中央大学に勝てばファイナル4進出の望みが残っているという状況。また、ファイナル4進出の条件が揃わないとしても、リーグ戦最終戦、4年生の方が有終の美を飾ることが出来るよう必ず勝利したい一戦です。

まずは第1クォーター、4年生小松さんのFOから試合開始。開始直後、4年生臥雲さんが見事ゴールを決めて先制点を挙げると、3年生日比野のFOから一橋がボールをキープ、3年生石川が2点目を決め完全に一橋の流れを作ります。この後惜しくも1点を決められますが、再び3年生石川の至近シュート、また4年生服部さん、3年生井口が立て続けにゴールを決めます。第1クォーターを5-1の4点リードで終え、勢いにのる一橋。

続く第2クォーター、一時は互いに点を取られては取り返すという互角の展開を繰り広げますが、後半から一気に一橋が仕掛けます。3年生藤原、4年生立川さん、3年生飯島が見事ゴールを決め、第2クォーター終了時点でのスコアは9-4。会場全体も一橋のリードに大きく湧きます。

第3クォーター、一橋の勢いは止まりません。ディフェンスでは、4年生関口さんや3年生関を中心に相手のオフェンス陣を寄せ付けず、またゴーリーの4年生石川さんもナイスセーブを見せ失点を最小限に抑えます。鉄壁のディフェンスを起点に前へ前へと攻撃を続ける一橋は、3年生藤原、石川、また4年生臥雲さんが敵を上手くかい潜りゴールを決めていきます。12-5の7点リードで第3クォーターを終え、いよいよ最後の20分間へ。

第4クォーター開始直後、今試合で大活躍の4年生臥雲さんがこの日3点目のゴールを決め、それに続いて3年生井口も1点追加。この後相手に2点得点されるも、FOの流れから3年生関が1点取り返し、2年生石川も見事シュートを決めます。第4クォーター終了間際で1点決められるも、圧倒的リードを持つ一橋は最後まで流れを失わず走り続けます。
最終スコアは16-9で一橋の勝利です。

この試合が終わった後、今年度男子ラクロス部の主将を務められた立川さんがおっしゃっていた言葉が非常に印象的でした。「今日は負けてもいいから、自分たちのやってきたラクロスを楽しんでやろうという思いを持ってラクロスをした、本当に楽しく試合が出来た」とおっしゃっていました。
今季男子ラクロス部は早い段階で自力でのファイナル4進出が絶たれ、厳しい精神状況の中での戦いを余儀なくされました。しかしながら、そのような中でも第4戦対成蹊大学戦や今回の試合で見事勝利を収めたことは、今年のサーペンツの努力が結果で証明されたということだと思います。特にこの最終戦での、最後まで走り続け貪欲にゴールを狙う姿は「強さ、モラル、組織力を柱として、SERPENTS に関わる全ての人々に夢、希望、感動を与える」というチームフィロソフィーをまさに体現していたのではないでしょうか。

2年生から4年生まで試合に出場している男子ラクロス部は今後も勢いを増していくと思います。来年こそ、ファイナル4に進出し、関東制覇、学生日本一の目標に届くよう、それに見合う応援席を作り上げていくべく邁進していきます。

 

一橋大学体育会應援部3年 染谷桃子