松井優

女子ラクロス部 秋季リーグ第2戦 対中央大学戦

10月23日、フクダ電子フィールドにて、関東学生ラクロスリーグ第2戦対中央大学戦が行われました。今回の試合は勝てば1部との入れ替え戦、負ければリーグ戦における4年生の引退がかかっている大切な試合でした。大声の声援の禁止等少々イレギュラーな形ではありましたが、本年度初の女子ラクロス応援ということで応援部員一同気合を入れて臨みました。

 

2年生しいのドローから第1クォーターがスタートしますが、ファウルにより相手ボールとなってしまい、その後先制点を許してしまいます。次のドローは一橋ボールになりますが、相手のインターセプトでボールダウンとなりました。その後はゴーリーのぺるのナイスセーブが続くも、このクォーターで4点取られてしまい、0対4で4点ビハインドで第1クォーターが終了します。

 

第2クォーター、相手にドローを取られるものの、4年みーさんのナイスチェイスで一橋ボールとなります。各々が果敢に攻めていくものの、相手のDFになかなか切り込むことができません。2年のるんがドロワーとして入り、流れを掴みかけますがやはり及ばず、0対8で8点ビハインドの状態で前半が終わります。

 

続く第3クォーター、ここで必ず点を取り返していきたいと応援席も熱を入れて応援します。前半で繋がらなかったクリアも繋がり始めました。3年あやのドローが効き、一橋ボールも増えますが、相手の勢いを食い止めきれず、0対14で最終クォーターを迎えます。

 

第4クォーター、ドローは50%の勝率になり、そして4年のゆりこさんや主将のさわさんのナイスプレーに応援席も沸き立ちます。必ず得点しようと果敢に戦われるプレイヤーの皆様を後押しすべく、応援にも熱が入りますが追い返すことはかなわず、0対17で試合終了となりました。

 

この試合は4年生の先輩方の引退がかかった大切な試合であったため、これまで大変お世話になった先輩方のことを思うと勝たせる応援が出来ず悔しい思いでいっぱいです。試合終了後、涙ぐみながら応援席に近づいていらっしゃる選手の皆様を前に、自分の力不足をかみしめました。今回は厳しい試合になってしまいましたが、試合後に「以前は2部3部を行き来していた一橋も2部で堂々と戦えるチームになった」とコーチが仰っており、そのお言葉がとても印象的でした。

 

私個人としては、一橋の女子学生がプレイヤーとして活躍できる数少ない体育会系部活動である女子ラクロス部の皆は、心から尊敬する選手であり、そして何より共に体育会で頑張る大切な女子の仲間として身近で大切な存在です。日々ストイックに練習や自主練習に取り組む姿、怪我や体育会ならではのことに悩む姿を間近でみてきたからこそ、今回このように一番近くで応援できたことはとても嬉しかったです。特に、私が1年生として応援に行っていたころにはまだベンチ入りしていた友人や同期達が一選手としてフィールド上でボールを支配し、颯爽と駆け巡り、活躍している姿を前にし、私自身ももっと頑張らなくてはと奮い立たされる思いがしました。そんな大切な仲間である女子ラクロス部の皆にはもう悔しい思いをさせたくないですし、応援を通して勝利を届けることで私がこれまで助けられてきたお返しをしていきたいです。応援席も一緒に戦っていると胸を張って言えるように、これからも応援の形や自分自身の技術を改善して行きたいです。

 

一橋大学体育会應援部 三年 松井優