端艇部 全日本大学選手権大会
9月4日から8日にかけて、全日本大学ローイング選手権大会が戸田ボートレース場にて開かれました。應援部は4日、5日、7日、8日に応援に伺いました。
本年度のボート部応援での特筆事項は、スピーカーでの応援をはじめて行ったことです。音源作成や実際の運用において苦労することが多かったですが、人数が少ない中でも応援の迫力を出すことができたと考えております。
4日は女子シングルスカル、男子シングルスカル、女子ペア、男子ペア、男子舵手付きフォア、男子エイトの予選が行われました。商東戦以来のボート部応援であり、間近でボート部の勇姿を見ることができ、応援するはずの我々がむしろ奮い立たされました。
5日は女子シングルスカル、男子シングルスカル、女子ペア、男子ペア、男子舵手付きフォアの敗者復活戦、そして同時にオックスフォード盾レガッタに出場していた男子エイトの応援をしました。この日は1年生と2年生だけの応援となり、部員の中には不安もあったと思いますが、女子ペアが大差をつけて1位をとり、準決勝進出を果たしたことが何より嬉しかったです。勝利の後の応援歌「勝利の旗風」がこの上ない快感でございました。男子ペアも見事準決勝進出を果たしました。その後のオックスフォード盾レガッタでの男子エイトは、ボート部の1年生が主なメンバーとして出場していたこともあり、我々應援部の1年生も一層気合が入っていた様に見受けられました。岸蹴り応援や実際の応援の学注でも、同期を奮い立たせようとする意気を感じました。クラス等で元からつながりを持っていた部員もいたそうで、最終日のボート部引退の儀式の後に楽しそうに交流している姿を見ました。同期とのつながりも今後も大切にして、今後の活動のモチベーションに繋げてくれればと感じました。
7日は、女子ペア、男子ペア、男子エイトの準決勝が行われました。土曜日ということもあり、平日より観客が多く、また他大学の応援部・応援団も多く来ていたので、どこにも負けない一番の応援を届けようと部員一同一層尽力いたしました。特に女子ペアは途中まで立教大学の艇と激しい争いを食い広げていましたが僅差で2位という結果となり、とても悔しかった反面決勝でのリベンジを果たしたいという気持ちが強まりました。
8日は、女子ペア、男子ペア、男子エイトの決勝が行われました。最初の女子ペアでは、終盤で立教大学との激しい2位争いとなりました。前日のレースでは惜しくも敗れた相手であるため、漕手の杉田さん、稗田さんも闘志を燃やしていたことでしょう。私は勝敗を伝達するための旗の役回りでございましたので、2000m地点でデッドヒートを繰り広げる両艇を間近で拝見することができました。死闘の末、一橋大学が立教大学を上回り、見事準優勝を勝ち取りました。その時の杉田さん・稗田さんの雄叫び(女性の方ですが)は今でも忘れません。しかし、杉田さん・稗田さんのメダルの色を金にできなかったことや、男子ペア・男子エイトでも勝利することができなかったことについて、我々の力不足を感じました。来年度は、全ての艇が優勝できるよう、選手の方々に力を与えられるような応援を作り上げるべく、日々研鑽を積んでいく所存でございます。
最終日にはボート部引退の儀式を執り行わさせていただきました。今の應援部には4年生がおらず、例年とは異なる形態となりましたが、4年生の最後の勇姿を見届けることができて良かったです。
全日本の応援を通して感じたことは、ボート部の方々の温かさでございます。岸蹴り応援の際も、我々に合わせて声を出してくださったり、実際の応援にても、我々と一緒に手拍子・声援を送ってくださったり、応援歌「東都の流れ」を大きな声で歌ってくださいました。また、ボート部の保護者の方に差し入れもいただきました。本当にありがとうございました。我々にとってボート部はかけがえのない存在であることを再確認いたしました。今後もどうぞよろしくお願いいたします。
一橋大学体育会應援部 2年 堀江由伸