4月2日日曜日、東京都大学サッカーリーグ対工学院大学戦が小平キャンパスにて行われました。当日は午前中に入学式が行われたこともあり、試合当日には多くの新入生も駆けつけてくれました。試合後にはア式蹴球部・応援部の合同新歓を予定していることもあり、両団体が集客に力を入れた結果と言えるでしょう。
昨シーズンから先発メンバーは大きく変わり、ディフェンスラインには六角、前線には笠置、西野と昨年度あまり出番がなかったメンバーが並びます。
試合は曇りの中キックオフ。序盤からアンカーの渡邊を中心にビルドアップを試みますが、相手の激しいコンタクトを相手に中々ボールキープできません。カップ戦では平賀、工藤が流動的に動き相手をかく乱するシーンが見られましたが、この試合では相手の厳しい寄せを前に中々ボールがつながりません。
守備面では相手のシンプルな縦へのボールに苦戦。カウンターにより何度か危ないシーンを迎えます。
あまり良いシーンが攻守両面で見られないまま前半終了。ハーフタイムにはチアによるパフォーマンスが行われ、後半に向けてより一層熱が入ります。
後半に入ると、試合が動きます。後半開始早々、相手のコーナーキックから先制点を献上。拮抗したゲーム展開において、小さくない痛手を負います。
しかし、一橋も反撃に出ます。前半に比べ左サイドの外池や小林を中心に前線に良いボールが供給されるようになります。また、後半10分を経たずして左ウイングに9番鈴木が投入され、スピードや球際で優位に立つ場面が増えます。
そして後半30分、ついに一橋に同点弾が生まれます。右サイドから山崎、工藤と運び最後は10番小林が運び自らゴール。相手守備の様子を見ながら冷静に決め、1-1の同点とします。前半に比べ前線でボール保持をできるようになっており、逆転の機運が一層高まります。
しかし、後半ロスタイム、相手のロングボールをつながれ、最後は美しいロングシュートを決められてしまいます。終了間際ということもあり肩を落とす選手たちが多く見られました。
そのまま試合は終了し、1-2で惜敗。多くの観客を前に開幕戦を勝利で飾ることはできませんでした。
我々応援部としても、苦しい展開が続く一橋を後押しするにはまだまだ十分と言えず、悔しい結果となりました。試合後の選手たちの様子も非常に悔しそうな印象を受けました。
ただ、一橋大学ア式蹴球部の強さ、勝利にかける熱さは敗戦したとはいえ観客席に伝わるものであったと思います。熱い試合をしてくれたチームに感謝するとともに、今後のリーグ戦にも期待が高まります。
一橋大学体育会應援部 第68代リーダー長 村木俊一