あの日々は消えてもまだ夢は消えない 第六十六代旗手長 福田 祥平

こんにちは。

 

本年度、旗手長 兼 渉外 兼 車両責任者を務めます、福田祥平と申します。あらためまして、よろしくお願いいたします。

 

昨年度までは、「部員日記は決して福田に回すことなかれ」という不文律が存在した為に、滅多に部員日記が回って来ない私でしたが、今回は前回からかなり短いスパンで回って来たことを非常に嬉しく思っています。三河奎介の「忖度」に感謝したい限りです。しかし、三河奎介は私に喧嘩を売って来ました。私と沢山の思い出がある!ということで回して来たものの、そんなことは真っ赤なウソ。いつも、「三河奎介、福田さんとのまともな思い出未だに0説」を提唱し、私を煽って来ている人間です。ただ、「まともな思い出」は確かに無いような・・・?代わりにあるのは、「本気のチアチーフ事件」「タカアンドトシ事件」「一橋祭ステージ司会クーデター事件」「まさかの押し付け事件」「どうかなさいました事件」「ぐるぐるカーテンならぬ、ぐるぐる洗面器事件」「ペヤングと共に去りぬ事件」の様に、飲み会の話のネタには持ってこいなエピソードばかりです。これ以上あーだこーだ言ってしまうと、(検閲により削除されました)に繋がりそうですので、割愛させていただきます。

 

さて、今回は「あの日々は消えてもまだ夢は消えない」というタイトルにてお送りしておりますが、これは日本テレビ系ドラマ「家なき子2(脚本:野島伸司、主演:安達祐実)」の主題歌として1995(平成7)年に大ヒットした、中島みゆき「旅人のうた」のサビの一節より引用したものです。私は受験生の頃よりこの曲を聴いており、二次試験の当日にはJR吉祥寺駅のホームで涙を流しながら(なぜ?)聞いていたものです。一説には私の一橋大学合格の決め手になったとも言われています(真実は、当時からお世話になっていた第65代の石出さんから頂いたキットカットです)。そんな思いで深いこの曲、是非皆様も聞いてみてください。

 

 

この、「あの日々は消えてもまだ夢は消えない」という言葉は、まさに今の状況にピッタリなのではないでしょうか。新型コロナウイルス感染拡大によって、確かに私がまだバリバリ下級生であった頃の様な、対面活動や部室でのあれこれを軸とした応援部生活は無くなってしまったのかもしれません。しかし、私達の理念(夢)である「一橋大学全体のチアアップ」そして、その根底にある「応援したい」という想いは失われていないはずです。未曾有の事態の中で、先行きが分からずに不安になることも無いと言えばウソになりますが、中島みゆきさんより「あの日々は消えてもまだ夢は消えない」と励まされた様な気分にもなります。この言葉は今では、私の個人的指針の一つとして確固たる地位を確立しており、新歓冊子「空高く」でも使わせていただきました(どうでもいいですね、、、)

 

ここまで、お伝えしてきた「あの日々は消えてもまだ夢は消えない」という言葉も原動力の一つとなり、私は渉外職として一つのプロジェクトを進めています。このご時世で自校の応援がままならず、何もすることが出来なかった悲劇の人達で終わるのは不本意であり、そうであるならば、応援団業界みんなで団結をして日本全体を盛り上げたと胸を張って言える人達になれば良いのではないかと考え、そして、そういった取り組みは必ずや何かしらの形で「一橋大学全体のチアアップ」に繋がると信じ、多くの渉外と連合してTwitterでの共同発信アカウント、「全国大学応援団」を立ち上げ、SNSを通じた日本全体への応援の発信に取り組んでおります。その第一弾として、東は北海道、西は熊本までの17の国公立大学応援団が連携して二次試験の応援を展開しておりますので、よろしければ是非ご覧ください(最近はこの告知ばかりで申し訳ございません)。渉外という分野の活動は「一橋大学全体のチアアップ」に関係がないので優先されないという考えに触れたこともあります。ですが、どの応援団関係者も「応援」というものに対して並々ならぬ想いを持っており、このご時世だからこそ、連合して日本全体に響き渡せることは必要であると考えております。その取り組みが、活動が制限されている中で各団体の応援活動を産み出し、構成員各位のモチベーションを創出するのではないでしょうか。私はこういった考え方を本年渉外方針「基底」に込め、日々下級生にその意味を説いております。また、「基底」という意味では、こういった渉外活動が、応援団業界の団結や存続に繋がり、各団体が将来的に活動していく上で非常に欠かすことの出来ないベースになるとも考えております。長々の言ってはいますが、私自身として応援部員としての人格形成の「基底」が渉外にあり、その魅力を部内に波及させたいというのが第一なのかもしれません。それはさておき、今後とも様々な企画で応援団文化の発信をしてまいりたい所存でございますので、是非アカウントをよろしくお願いいたします。この活動は前例は無く、正攻法も分かりません。ですので、「やれることは何でもやってみよう」の精神で柔軟に取り組んでまいります。皆様もアイデア等ございましたら、是非お寄せください。知恵を結集してより良いものを作っていきたいと思います。(↓アカウントのプロフィール画像を添えさせていただきます(永松が描きました)。)

 

 

またしても長々と書いてしまいましたが、要するに「愛(私の最大の理念であり、私はこの言葉で応援部の全てを説明する自信があります)」を持って一生懸命やれることをやってみようということですね。随分と簡潔にまとめてしまいましたが、ご容赦ください。今後ともよろしくお願いいたします。

 

次回の部員日記は、まだ入部して間もない頃、福田が練習前に生協前で朝からどん兵衛を食べていることにドン引きをしてしまい、未だに私から根に持たれている鵜田祥子に回したいと思います。次回もお楽しみに!