この夏やり残したこと 第六十五代広報 安永 真己子

皆さまお久しぶりです、本年度広報を務めます安永真己子です。

 

突然ですが、皆さまが「この夏やり残したこと」は何ですか。海外旅行にBBQ、白い砂浜青い海に輝く笑顔の海水浴、彼氏彼女をゲットして花火大会浴衣デート……と各々に思い思いの夏満喫プランがあったことでしょう。

 

そこで私がこの夏猛烈にやりたくてできなかったことをこの場を借りてご紹介いたします。
それは、「おしゃエモソングを大音量で流しながらネオン輝く夜の街を歩いて最強になる」です。

 

( ‘ω’)?( ‘ω’)?( ‘ω’)?( ‘ω’)? <え?

 

以下解説です。
「おしゃエモソング」とは、文字通り「おしゃれでエモい曲」のことです。私が今勝手に名付けました。基準は個人差があると思いますが、私が熱烈におすすめしたい「おしゃエモソング」は椎名林檎の「長く短い祭」です。
Youtubeのコメント欄を見ていただくとお分かりいただけますが、この曲はかつて数多の人間を狂わせ、これを聴きながらイキった様子で夏の夜の街を闊歩する者を大量生産してしまった罪深い曲です。
聴いたことのない方はぜひYoutubeのコメントと併せて聴いてみて下さい。私の言っていることがオタクの妄言などではなく、割と一般的な感覚であることがご理解頂けるはずです。多分。

 

そして夏の夜にこのような「おしゃエモソング」を大音量で流しながら、人工的な神秘を湛えるネオン街を闊歩してみるとあら不思議。自然と自分が「最強」になったかのような気分を味わえるのです。
ただ、夏の夜といってもひたすら蒸し暑いだけの最悪な日にはおすすめしません。暑い中にも少し涼しげな夜風を感じる趣深い日におすすめです。ポイントは歩幅を普段より大きめにしてズカズカ歩くこと。これだけで「最強」になれます。

↓イメージ画像

 

皆さまお気づきのことかと思いますが、この行為の最大の欠点はひたすらに痛々しいことです。普段から常に自分を冷静に客観視してしまうタイプの人には絶対におすすめしません。良くも悪くもものごとに夢中になりやすいタイプの人にはとてもおすすめです。共に「最強」になりましょう。

 

さて、気づけば八月も中旬をすぎ、夏真っ盛りな中にも、夏の終わりを感じさせる時期になり……というのは嘘です。連日の猛暑を見るに、夏が終わる気配、全くありません。
しかし今年は外に出ることが極端に少なかったせいで、「夏だなあ」と感じる機会がほぼありませんでした。強いて言えばゲームのイベントやガチャで夏の装いに身を包んだキャラクターが登場すると「そういえば夏だったなあ」と感じます。書いていて悲しくなってきました。

 

――――こうして「人生の夏休み」とも称される大学生期間、その最後の夏が幕を閉じるのでした。おしまい。

 

と、余談から入る上にその余談が長いので、もはや余談が本筋と化しているところですが、話題をガラッと変えたいと思います。

応援部では夏オフ期間が明け、ついに秋シーズンがスタートしました。

今一度振り返ってみると、今体制が始まってからというもの、あらゆることが未曾有の事態、そして試行錯誤の連続でした。
しかし、だからこそこの一年は、全ての部員にとって大きな成長の機会、そして今後の大きな糧になると信じています。

 

先の春シーズンは誰しもが、やりたいことが思うようにやれない悔しさや、先の見えない不安の中で、必死にもがいて今やるべきことを模索したことと思います。
きっと今後の秋シーズンも、同じように悩み苦しむこともあるでしょう。
そこでふと周りを見渡して、隣にいる仲間たちと支え合い、ひとつ奮起して乗り越えることができれば、きっとその先には以前よりも格段に成長した自分が待っていますし、部員同士の結束もより強くなっているのではないでしょうか。

 

直接会えない距離感が続くことで心の距離まで離れていきがちなこのご時世ですが、特に部員同士の心の距離はぐっと縮めて活動していきたいものです。やはり、それでこその応援部だと思うので。

 

少し暗い話になってしまいますが、この新型コロナウイルスが拡がる中で、「どうして、よりによって今……」と、誰のせいでもない、誰も変えようのない状況を恨んだことは幾度となくありました。
その度に、「これはまたとない経験であり、きっと今後の人生に活きてくるはずだ」と自分に言い聞かせていました。
しかしこれを良しとするには、まだまだ悔しいことばかりで、とてもとても良しとは言えません。ですから、この一年を終えたとき、そしていつか振り返ったときに、得がたい経験ができたと思えるような一年に精一杯していきたい、今はただそう思います。

 

この困難の時期を乗り越えた応援部員が、以前よりひと回りもふた回りも大きく成長できるように、これからの秋シーズン、そして私たち第六十五代幹部にとっては最後のシーズン、一歩一歩を大切に踏みしめていきます。

 

前後半の温度差が凄いことになっている気がしますが、それはそれ。
次は、私が独断と偏見で選ぶ部内「おしゃエモソング」沢山知ってそうランキング第一位の河野に回します。宜しく!