今しか出来ないこと 第六十八代学内外振興 永松 英恵

皆さま、お久しぶりです。第六十八代学内外振興兼広報兼厚生を務めました、永松英恵です。

 

応援部生活は早いもので、あと6日立てば引退という事実が信じられません…悔いの残らないように、引退までの日々も大切に過ごしたいと思います。

今回は引退ブログということで、私の応援部での4年間を振り返らせていただきたいと思います。どうぞ最後までお付き合い下さいませ…!

 

私の入部の理由は、「今しか出来ないことをしたい」という気持ちからでした。高校の時の体育祭を通じて、その時にしか出来ないことに仲間と共に真っ直ぐ向き合うことが好きになり、大学でもそのような瞬間に出会いたいと入学当初から思っていました。その中で、中学でのトロンボーン・高校でのダンスの経験がどちらも活かせる環境であること、何より先輩方が真摯に私に向き合ってくださったことが決め手となり、入部しました。ただ、当時体育会が他の組織と比べて厳しい環境であるということを1ミリも知らないまま飛び込んだのは、我ながら中々チャレンジングなことだったと思います。

 

4年間を振り返った今、最も感じるのは「価値観の変化」です。応援部での様々な活動を通じて沢山の人々と関わる中で、入部当初はただ「ダンスが楽しい」しか考えていなかった自分の価値観は、気が付けば「心が動く瞬間にもっと立ち会い、また自分がそのような瞬間をもっと生み出したい」というものへ広がっていました。それは紛れもなくこれまでの応援活動、ステージ活動、日々の練習など全ての応援部での経験により醸成されたものであり、またそれらの経験を私に用意して下さった先輩方、そして同期のおかげです。私の応援部での全ての変化の根幹には、関わって下さった人の存在があります。

 

最後の一橋祭ステージが近づくにつれ、これまでお世話になった方々のことを考えることが多くありました。応援部での4年間を過ごすきっかけを下さった方。練習で応援部員として成長するための言葉を下さった方。どこまで頑張っても絶対に追い越せないような背中を見せて下さった方。どんな時も寄り添って下さり、その優しさに甘えてしまった方。いつも一緒に色々なことを乗り越えてきた仲間。自分が応援部員で居続ける理由をくれた人。そのような人々に、果たして自分は恩返しが出来ているのだろうか、自信を持って向き合える姿でいられているだろうか、と自問していました。あのステージで、ありのままの私の姿で、少しでも感謝を伝えられていたならば何よりの幸せです。

 

これまで経験したことのない新しい環境に揉まれつつも、自分を表現できる機会が沢山あったこと、常に自分を導いて下さる先輩方がいらっしゃったこと、毎日中身のない話で笑い合える同期に恵まれたこと、何事にも真っ直ぐ向き合う素敵な後輩が出来たこと、全てを振り返って本当に幸せな4年間でした。関わって下さった全ての方々に、心より感謝申し上げます。

 

 

残りの5人の同期の素敵な引退ブログもお楽しみに!

 

一橋大学体育会應援部 

第六十八代学内外振興 兼 広報 兼 厚生

永松英恵