大澤 紘埜

いいえ、私はスリランカの女 二年 大澤 紘埜

あけましておめでとうございます。

一橋大学体育会應援部、2年生になりました。大澤です。
現在、スリランカよりお届けしております。

谷水さんにせっかくご質問をいただいたので、また、単純に私が語りたいので、この日記ではスリランカについてつらつらと述べていこうと思います。

しかし、その前に。
私は今回、この部員日記を書くにあたって、「部員日記を書く目的とはなんなのか」をまずはじめに徹底的に調査いたしました。
応援部に入って、初めて書く部員日記で自己紹介をした際に、堀江さんから、「自分が書きたいことをただ書いていて、一貫性がない。」とのご指摘をいただきました。(私としては、自己紹介というテーマに絞ったつもりでしたので、大変ショックを受けました。しかし、堀江さんの部員日記を拝読したところ、たしかに一貫性があって、評価する様で申し訳ありませんが、すごく読んでいて楽しかったです。)
そのため、2回目、そして今回の3回目の部員日記は、どうにか一貫性を持たせよう、私が書きたいことではなくて、読んでくださっている皆様に届けたい内容を書こうと考えに考えております。
しかし、大澤、迷走しました。部員日記が書けません。何を書いたらよいのやら全く分からなくなりました。
そこで、「部員日記を書く目的とはなんなのか」の調査を開始したという次第です。

まずはじめに、現在の第70代体制のものをはじめ、いろいろな代の、部員日記の書き方についての指示を読みました。

📣第70代広報「第七十代広報について」より引用
「内容は応援部での出来事から趣味など、自由です。」

📣第66代広報「第六十六代広報について」より引用
「部員日記は、OB・OGの方々や渉内・渉外を初めとした、応援部の活動を応援してくださる方々が閲覧しており、部のことを外部に伝えるための非常に大切なツールである。一方で、インターネット上では誰が読んでいるか全てを把握することはできない。部員の日常やリアルな声を伝えるに当たり、ただ楽しそうに書くのではなく、部員日記を書くときばかりは応援部員の代表として書いているのだということを肝に銘じて執筆に当たって欲しい。」

📣第60代広報「部員日記と応援記録について」より引用
「部員の日常やリアルは声を伝えるに当たりただ楽しそうに言葉を垂れ流しにすればいいというわけでは決してないということを肝に銘じ日記の執筆に当たるように。」

アクセス権限がないせいか、私が今スリランカにいるせいか、確認できる文書が少なかったため、保管されているすべての指示が読めたわけではありませんでした。

次に、一番初めの部員日記を読んでみることにしました。現存のホームページに掲載されている最古の部員日記は2016年3月6日の、佐原さんのものです。(https://hit-c.net/archives/diary/%e6%96%b0%e3%81%97%e3%81%84%e6%9c%aa%e6%9d%a5%e3%81%b8%e3%80%80%e4%ba%8c%e5%b9%b4%e3%80%80%e4%bd%90%e5%8e%9f%e3%80%80%e8%ab%84%e7%b4%80)
しかし、その中に
「前回のお題は…
『一橋生にしか伝わらない一橋の良いところ』
でした。」
という記述を見つけることができました。
すなわち、現在のHPが使われる前にも、部員日記が存在したということです。

そこで、GoogleやAmebaで、一橋大学体育会應援部の部員日記やブログがないか、長時間にわたるスクロールで調べましたが、見つけることができませんでした。
また、2014年以前の広報の引継ぎや指示が、先述の理由で読めなかったため、自力で見つけることは困難と判断しました。

そのため、現在部員内で、部活動に直接関係のない話題でコミュニケーションをとるために使われているLINEグループ、「インサイド・ヘッド2を観よう」グループ(去年の夏季オフ期間に、部員6人全員で、映画を見に行った際に使ったLINEグループを転用したものです。)のほうで、どなたかご存じないかと質問させていただきました。
そして、堀江さんに以前の部員日記のURLを教えていただき(さすが堀江さん。尊敬しています。)、2011年12月のものまで、遡ることができました。

部員日記を書くにあたっての私の疑問点は、「一貫性とは何か」、「読んでくださっている皆様が見たい内容とは何か」、「応援部員の代表として書くとは何か(参照:第66代広報「第六十六代広報について」)」でした。

調査を通じて私なりに得た解釈、結論を述べさせていただきます。
先ほど挙げた、「一貫性とは何か」、「読んでくださっている皆様が見たい内容とは何か」、「応援部員の代表として書くとは何か」という3つの疑問点に対する答えは、1つに収束するのではないかと思います。
部員日記では、第70代広報「第七十代広報について」にもある通り、「応援部での出来事から趣味など、自由」に書いたのち、そこで得た経験を応援部に絡めて、例えばどのように活動に生かすかを書くことが、内容に一貫性を持たせ、OB・OG様、他大学応援団の皆様、保護者の皆様をはじめとした読者の皆様が読みたいものを提供でき、かつ、応援部員の代表としての役割を全うできる方法ではないでしょうか。

と、難しいことを考えすぎました。よく同期の加藤からも、「深読みしすぎ」といわれます(笑)。
調査を終えて時間がたって考えてみると、「応援部の代表として」というのは、公序良俗に反しない内容を、という意味な気がしてきました😂

私はこの部員日記という文化がすごく好きです!普段はななかしれない、部員の方の考えが知れたり、ただただ読んでて楽しかったり…。
前回の部員日記でも言いましたが、同期2人の書く文章がすごく面白いんです!!!!みなさん、ぜひぜひぜひぜひ、読んでくださいねー!

また、調査中に読んだ、第67代チアリーダー長 西間さんの部員日記、「ブログの良さを広め隊(https://hit-c.net/archives/diary/%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%81%ae%e8%89%af%e3%81%95%e3%82%92%e5%ba%83%e3%82%81%e9%9a%8a%e3%80%80%e7%ac%ac%e5%85%ad%e5%8d%81%e4%b8%83%e4%bb%a3%e3%83%81%e3%82%a2%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%80%e3%83%bc)」に、部員日記についても、渉内・渉外の皆様のブログについてもすごく共感したので、僭越ながらここで紹介させていただきます!

ということで、ここからは「応援部での出来事から趣味など、自由」に、スリランカでの生活について述べさせていただきたいと思います😊

スリランカは、世界史選択者には「セイロン島」の名前がなじみ深いのではないでしょうか。インドの南東に位置する、北海道よりも少し小さい、常夏の島です(意外とでか!)。

なぜ、大澤はアメリカでもカナダでもイギリスでもなく「スリランカ」に来ているのかと疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
私、今、海外ボランティアに来ているんです(かっこいーーーー!!!)。
もともと海外に行ってみたかったので、国内ではなく海外でボランティアをすることにしました。
自分がやりたいことができるのがほぼスリランカしかなかったため、正直「スリランカに行きたい!!」という強い気持ちはないままここまで来ましたが、今はすごくすごくすごくすごくスリランカが好きです。

主食はカレー、3食すべてカレーを提供していただいています。

渡航の前に、谷水さんにご飯に連れて行っていただき、スリランカカレーの予習をいたしました。結論から言うと、スリランカのカレーは東京都で食べた「スリランカカレー」とは全く違うものでした。
1番の違いは、スプーンを使わず、5本の指を使って食べることです。5本の指を使ってご飯を食べると、神経が発達して、頭がよくなるらしいです。大澤、また少し賢くなって帰国する予定です。

私は辛いものが苦手なので、はじめの方は、一口食べるごとに水を飲み、辛さを打ち消す効果のあるオリーブオイルを持ってくればよかったと後悔していましたが、今では辛さに強くなり、お水なしでも一食食べきれるようになりました。

わたしが泊まっているところには、2匹の犬がいます。2匹は、ホストマザー的な役割をしてくださっている方が牛のお世話をなさっているところを、よくお手伝いしています。忠犬です。飼い主ストーカー犬と、距離感バグ犬がいます。

問題は、狂犬病です。
怠惰すぎるあまり、通常2回以上打つ狂犬病ワクチンを、1回しか受けていません。その接種が、渡航日のたった1週間前だったからです。
2回目は、1回目のちょうど1週間後に受けることができます。あと1日早く思い立っていれば、2回目が受けられました。大抵の患者さんは、渡航日の2から3か月前には受診するそうです。
あまりの怠惰さに、病院の予約の電話口のお兄さんも、お医者さんも苦笑いをしていました。
昨日も、足にある傷を先述の飼い犬に舐められたし、今日はごはんと一緒に指まで食べられたので、ヒヤリハット(これはもうトラブルか?)は多発しています。

スリランカには、すごく優しいフレンドリーな人が多いです。仏教徒が多いからという分析をしている方もいます。
私も、来て初日に3万円分のルピーが入ったお財布をタクシーに忘れましたが、翌日全額返していただくことができました。この件は両親に報告していないので、この日記を読んでさぞかし驚くことでしょう。
しかしちゃんと、「スリランカ人は優しいから何かあっても大丈夫」と油断はしません。

ただ、目が合うと微笑んでくれる知らない人もすごく多いし、ホストマザー的な方やボランティア先の先生方、生徒のお母さん方には、「4月と12月にお祭りがあるからまたスリランカに来て」「日本に帰るときに私たちも連れて行って」「ついでに住む家と職を探すの手伝って」「スリランカで男を見つけて結婚して永住権を獲得して」と、皆さん優しいし温かいです。

6週間のボランティア、絶対に後悔したくないと思います。気づけばずっと日本について自室で考えている時期もありますが、なるべくなるべくアウェイな環境・コンフォートゾーンを抜けた環境に身を置いて、さらに内面を深め、社会性を身に着けて帰ってきたいと思います。

スリランカに限らず日々、後悔しないように頑張っても、後悔は必ず生まれてくるものだと思います。最近学んだことは、「あの判断はよくなかった」という類の後悔は、まだいいものであるということです。
私が思うよくない後悔は、「判断をすべきだった」というものです。
「行動をとらない」という判断をしたなら、その後生まれる後悔は前者「あの判断はよくなかった」に含まれます。
私が言っているのは、なんとなく現状維持が心地よいから、なんとなく判断を後回しにしたため行動をせず、起こる後悔です。

失敗をしてしまったことは変えられません。犯罪でも一緒です。心から申し訳ないと思っていても、失敗をした側は許してもらえる期待はしてはいけません。犯罪者は、中身が変わったとしても一生犯罪者のままです。
私は、失敗をもとに教訓・反省を得て、同じ失敗をしないということを大事に生きています。まだ学生の身なので、この考えに至らない点もいっぱいあると思います。

「判断をしなかった」という失敗から得られる教訓は、「判断をすべきだった」のみです。「行動をこのように変えていればいい結果が得られたのに」のような具体的な教訓が得られないので、成長にもあまり貢献しません。
毎日を、ちゃんと考えながら生きていきたいものです。

スリランカでもたくさん反省していっぱい成長しますし、オフ期間が終わって応援部の活動が始まっても、反省を大事にして、どんどん成長して活動に貢献したいです。

みなさん、スリランカはいい国です!!ぜひスリランカに行きましょう!!!

次の部員日記は、私が南アジアにいるせいで、春季シーズン開始後しばらくチア1人というひどい状況に追い込んでしまった庄司さんに回させていただきます。ほんっとうに申し訳ありません🙇

噂によると、庄司さんが一橋祭後から打ち込んでいるものがあるとかないとか…?
ぜひお話お聞きしたいです!よろしくお願いします。